思想の備忘録

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コクソンを見に行った。 國村準が最高に怖いぞ。

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韓国で大ヒットをした。コクソン。

國村 準が主演し、韓国で第37回青龍映画賞で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞のダブル受賞を果たした作品だ。

とにかく國村 準がかなり怖い。

めちゃくちゃ不気味な存在を演じている。

 

 

あらすじはこんな感じ

平和な田舎の村で連続殺人が発生。しかも殺人を犯した者たちは全員、体がただれ、湿疹ができ、目がにごり、言葉を発さない抜け殻のような状態になってしまう。

事件を追う警察官のジョング(クァク・ドウォン)は、いつしか村のはずれに住むようになった日本人(國村隼)が怪しいと推測する。さらに、ジョングはやさしい娘であるヒョジンの体に殺人者たちと同じ湿疹ができていることに気づき、日本人を追い詰めていくが――

 

 

 

とにかく最後まで謎の残る作品だった。

「見ているものは本当に真実なのか?」というのがキーワードらしい。

 

どいつが悪者なのか最後まで分からなかった。

やっぱ最後まで謎が残る作品はおもしろい。

 

ギャグを所どころ入れながら、恐怖を描く。

最後まで目が離せなかった。

 

幽霊がは出てこないが、よくわからないゾンビみたいな人間が出てくる。

こいつがよくわからない存在だった。

 

最初は絶対に悪者だと思っていながら見ていたが、途中からこいついい奴かもと思いながら見ている自分に気づく。

結局答えでない。

むずむず。

 

最近のホラーは幽霊だとか、ゾンビとか出てくるけどその破綻した世界で人間はどうするのか、

本当に怖いのは人間だ、という感じのが多くておもしろい。

怖いのは人間だという感じになってきている。

ウォーキングデッドもそうだし。

 

人間どうしの中で起きる恐怖が一番怖いのだ。

 

だから人間はおもしろい。

 

國村 準の演技が半端じゃない。天使なのか悪魔なのか絶妙な演技見どころ。

悪魔に変化した時の怖さはホントにえぐい。

 

ぜひ見に行ってほしい。