睡眠を買えることが、幸福へのスタート
人生の3分の1を占めていることはなんだろうか。
それは睡眠である。
睡眠は普段の生活と表裏一体の関係である。
睡眠の質が悪ければ、生活がおろそかになり、
生活がおろそかになれば、睡眠の質が悪くなる。
生活が多様化され、眠らない時代にいる現代人はきちんと睡眠は考えなければならない。
睡眠の質は最初の90分で決まる。
時間も大切だが、質がとても重要なのだ。
人間が寝ている時にはノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しているということは聞いたことがあるだろう、
どれだけ時間を寝ようとも、最初の90分が崩れてしまうとリズムが全て崩れてしまう。
いいリズムで寝るには最初の90分ですべてが決まるのだ、
だから、睡眠の最初の90分を制するものが、睡眠を制すると言える。
グロースホルモンは最初の90分に、80%近くは確保できる。
このホルモンは体の成長などに影響を与える。
寝ないと育たないと言われるが、このホルモンは最初の90分にほとんど分泌される。
最高の90分の睡眠をするにはどうすればいいのか。
一番のいい方法は規則正しく、就寝時間を決めることだが、
しかし、現代の人間には難しい。
忙しい現代人はぐっすり眠れる2つのスイッチを意識すればいい。
それは「体温」と「脳」だ。
質のいい睡眠は体温が下がる。
眠りに入る前には手足から熱放散が起こり、続いて深部体温の変化が起こる。
この状態を作ることが大切だ。
現代の人間はスマホや仕事などによって脳を興奮状態にしてしまう要素がたくさんある。
脳が興奮していると体温も下がりにくいのだ。
「脳」のスイッチを切るということを意識しないと最高の睡眠はとれない。
90分前のお風呂。
深部体温は上がった分だけ、大きく下がるお風呂に入るだけで、体温は0,5度は上がる。そのあと90分経つことで、深部の体温が下がり良い睡眠に入れる。
靴下をはいて寝てしまいうと熱を発散することができなくなってしまうので、靴下は脱いで寝るのがいい。
快適な室温を保つ。
暑すぎても、寒すぎてもだめ、適度な温度が大切。
睡眠と覚醒状態は表裏一体の関係である。
覚醒状態とは目を覚ましている時の状態のことである。
睡眠と覚醒はセットになっている。
朝起きてから眠るまでの行動習慣が最高の睡眠を作り出し、
最高の睡眠が最高のパフォーマンスを作り出すのだ。
これが、覚醒と睡眠の「好循環」である。
いい循環を意識することが大切なのだ。
覚醒のスイッチを入れるには
太陽の光を浴びる。
これで体は起きる。人間の体は光を浴びることで覚醒のスイッチが入れられる。
体温を上げる。
少しだけ上げることが必要。少しのジョギングなど。過度な運動は大きく体温を上げてしまい、眠りを促してしまう。
昼寝は時間は多すぎるといけない。たくさん寝てしまうと脳が覚醒状態なのに寝すぎるとおかしなことになってしまい、生活のリズムがおかしくなる。
20分くらいが目安だ。
睡眠は眠っている以外の人生においても「ギフト」なのだ
人生の3分の1が睡眠に費やされる。
だからしっかりとした質の睡眠を考えることは必要だろう。
日本人は世界的に見ても、睡眠時間が少なく、その中でストレスの溜まる長い仕事をしなければならない。それでは幸せな未来がこの国に訪れることはないと思う。
日本に遊びに来るのはいいが、住むのは地獄と誰かが言ったが。
睡眠という人間の基礎的な所から意識して変えていくことが、幸福のスタートなのかもしません。
引用