思想の備忘録

農業のこと、本のこと、思想のことなどなど

これから社会に出る人に知って欲しいお金のこと。お金は目的ではなく手段だ。

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鎌倉投資株式会社をご存知だろうか?

NHKプロフェッショナルの流儀」でも特集されたとても今人気の投資会社だ。

 

社長である新井和宏さんは様々な日本の企業に足を直接運び、その会社の雰囲気、人、理念などを見て投資をするという形をとっている。

この著者の新井和宏さんは金融に20年以上携わっている、金融のプロフェッショナルだ。

お金のことを考え、触れてきたプロだからわかるお金の使いかた、儲け方、幸せになる方法などを知っているのだ。

 

 

 

 お金のことは誰も教えてくれない。

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日本の教育ではお金についてあまりにも教えてくれることが少ないです。

お金の稼ぎ方、使い方など全くもって教えてくれません。

 

人生でとても大切な「お金」のことを知らずに大学まで行き、知らぬ間に社会人となります。

一度まじめに本気でお金のことを考える、学ぶ機会というのは自分で見つけ、作ることをしなければいけません。

 

なぜお金のことを学ばないといけないのか

 

筆者は

「お金の教育を受けていないために、結果としてお金に人生を振りまわされるようになります。」

と言っています。

 

人生を楽しむことなく、幸せを見つけることもなく、好きなこともできないそんな人生になりたくはないでしょう。

お金のことを真剣に考えることで人生は豊になるのです。

 

 新井さんは最大の外資系の金融会社でも働き、そこから起業したという、いわゆるエリートです。

サラリーマン時代はかなり給料をもらっていました。しかし起業してからのほうが幸せだと言っています。

 

まず伝えておきたいことがあります。それは「お金」があることと、「幸せ」はイコールではないということです。

会社を創業してから私の年間の収入は、サラリーマンとして勤めていたころよりも大きく下がりました。それでも今の私は今のほうが幸せだと断言できます。

なぜなら、「幸せ」を感じられる時間が増えたからです。

 

 

 だれでもお金さえあれば幸せになれると信じており、みんなお金は大好きです。

しかし、お金だけでは人間は幸せになることはできません。

 

生きていくためには、もちろんお金が必要ですが、お金は幸せになるための手段であって目的ではないのです。

 

このことをだけはしっかりと頭に入れておかないといけません。

お金=目的ではなく、お金=手段

社会人になると、勝手にお金が目的になってしまいます。

すると自分の幸せがわからなくなります。

 

学生はどこの会社にいけばいいのか?

 

日本の大学は知名度のある大企業に行きたがります。

しかし、アメリカなどはベンチャー企業に人は集まります。

ベンチャーなどで経験を積んで、独立しようと考えている人が多いのです。

 

なぜ日本はいつも同じ大企業が就職ランキングに連なっているのでしょうか。

世間的に評判のいい会社に入りたいというのが今の学生の状況です。

このような状態をどう思いますか。

 

それで本当に幸せになれるでしょうか。

私はそれでは幸せになれる可能性が低くなってしまうと考えてしまいます。

 

 周りの評判だけで会社を決めるのが今の学生の状況です。

就職する会社を名前だけで決めるのは間違っています。

 

これでは自分が幸せになれるのでしょうか。

世間の判断にまかせてもいいのでしょうか?

一度自分と向き合あい、心に聞いてみるのです。

自分の考えと、周りの考えを混同してはいけません。

自分の考えを持つのです。

 

日本には数百万社もの企業があります。その中には大企業以外にも素晴らしい会社がたくさんあります。

実際に企業に足を運び、雰囲気、人、会社の理念などをしっかりと自分の目で見て確かめることがとても大切になります。

それが「本質・本物」を見極める力となっていきます。

 

雑音が多い社会の中で、本質・本物を見極める能力がとても大切になる

 

 

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社会に出ると本質を見抜く目というのがとても大切になります。

 

世の中には「本物」と「偽物」が存在しています。

現代社会はたくさんの偽物で溢れていると言えるかもしれません。

 

そんな社会の中では、ものごとの本質や本物を見極める目がないと簡単にだまされ、不要な支出をし続け、いつまでたっても、そしていくらお金があったとしても幸せになれない人生を送ることになってしまいます。

 

社会に出る前にいろんな失敗をすることも大切です。

体験していった中で自分なりに様々な事を学び、自分の軸を作るのです。

良い事とは?悪い事とは?などの善悪を作ることを自分の中でするのです。

 

どうやったら本物を見つけることができるのか。

 

まずはお金の価値観を自分の中で作ることです。

なぜ高いのか?なぜ安いのか?という商品の値段を自分の中で判断します。

 

この商品にこんだけの価値はないとおもったらそれは価値がないものと一緒です。

他人の目を軸になんでも物事を考えてはいけません。

 

自己投資にお金を使おう。

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筆者は将来の不安に備えるよりも、自分が成長できる、自己投資にお金を使うおうと言っています。

 

1、ネットや本、また家族から素晴らしいと感じる人を知る

2、素晴らしい人に出会う

3、その価値観に触れ、前に進む

また、素晴らしいと感じた人が薦める本をすべて読むのもよいことでしょう。これにより、無駄な出費を減らせ、なおかつ成長にも役立ちます。

 

 現代はラッキーなことにSNSがあります。連絡一つで人に会うことができるのです。

人に会って話をするといことが一番自分の成長につながります。

 

本を読むこともとても大切です。自分の中にたくさんの価値観を詰め込み、選別していくのです。

人と会い、本を読んで、たくさんの価値観に触れることが大きな成長に繋がります。

 

 

人生を山登りにたとえる

 

このお話は最後に書いてありましたがとても印象に残るいい話です。

 

人生を山登りにたとえます。

お金の山を登り始めると、幸せの山には登ることができなくなります。

なぜなら、お金の山に登るとお金を目的とした人にしか会えないからです。

先ほどもお伝えしたように、お金を目的にしても幸せになることはできません。

つまりお金を目的にしてしまった時点で、幸せの山に登ることはできないのです。

 

まとめ

お金のことを考えるというのは人生の選択肢を自分できめるということだと思う。

自分でお金を作ることができれば人生の自由度が広がります。

これからの社会に出る人は自分の価値観、軸というものを作るのを考えましょう。

それが幸福に生きることに必要な要素です。