イスラム教について書いてみる 1
この本を参考に書いています
これとても分かりやすいので気になった方はどうぞ。
イスラム教と聞くと悪いイメージが沸くと思います。
でもそれはただのイメージであって、それだけで判断するのはおかしいことです。
イスラム国(IS)の問題があり悪いイメージですがちょっと知るだけでイメージはすぐに変わるものです。
イスラム教で一番重要なことは「神の前での平等」です。
キリスト教には聖職者などの階級がありますが、イスラム教には階層などは存在せず、
みな「神の前での平等」の元に存在している。
7世紀のはじめに成立したイスラム教は、いろいろな意味で合理的であり、
信仰と日常生活との両立に無理が少ない宗教だという一面も持っています。
だからこそ、現代において世界のあらゆるところで16億人もが信仰しているのだといえるでしょう。
今どんどんイスラム教の人の割合が増えていてキリスト教の信者の数を抜くともいわれています。その理由には「神の前での平等」が大きな理由の1つと言えると思う。
このイスラム教の中には過激なテロなどを起こす人と多くの人々が穏やかに生活をしている人々がいます。それを「大文字のイスラム」と「小文字のイスラム」という例えで表します。
「大文字のイスラム」とは、非常に狭い意味で厳格化した教義です。
自分たちの解釈がすべてであり、それ以外の説明は認めず、排除する。
これがしばしば他宗教、他民族との衝突を生み、あるいは同じイスラム教であっても、他宗教に対する攻撃となってしまう。
「小文字のイスラム」は内面的な日常の信仰です。
「イスラム」とは「神(アラー)に対する絶対的な帰依」という意味ですが、日々神に祈りを捧げ、神と対話する。この「小文字のイスラム」からすると、その土地や民族によって様々な慣習の違いがあり、個人で職業も違えば、生き方も異なる。
多くの人は「小文字のイスラム」に生きているが少数の「大文字のイスラム」も存在する。この2つがあるということ。
多くの人は凶暴な「大文字のイスラム」の印象が強いためにイスラム教=悪。と思われがちですが、それは一部の人だということ。
ほとんどの人は「小文字のイスラム」に生きていているということです。