思想の備忘録

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「ディストラクション・ベイビーズ」を見ての感想

狂気が渦巻いているそんな映画でした。

ほぼ柳楽優弥は人を殴っています。

 

何かを感じる取る映画というよりはただ映像を見て感情をそのままさらけ出せる。

あまりにも主人公は自分の狂気ともいえる感情をそのままに出していて、そこまで人殴るかってほど殴ります。最後まで。

映画だからできることですけど。なんだかすっきりしますね。こんだけ自分の思うがままに人殴って、やりたいことして生きるというのは。

 

今大人気の菅田将暉と小松奈菜が出てるんですけど。

この人達が見たいから安易にこの映画見に行くとまじで度肝抜かれると思う。

そんな生易しい映画ではない。

菅田将暉の演技はいうことないですが、

小松奈菜の演技がこの映画でなにか一つ開花したんではないかと思う。

きれいな顔をしていますが、特徴的な顔立ちをしている小松奈々がとても役柄に合っていて、この感じから繰り出される、狂気なとことか、エロさなどがとてもいい。

他にはない色気を感じる。

 

この3人が交わるとき狂気と狂気と狂気が交わるとき。そこには暗黒な世界に突入する。だがあまりにも主人公の狂気が大きすぎてほかの2人は飲み込まれた気がする。

主人公に便乗した形になっても途中で大きな狂気に飲み込まれてしまう。

主人公の闇は底しれない。

 

間違いなく問題作の映画だと思うが後に引かないグロさでなに僕はすっきりした。

あまりにも人を殴りすぎるので監督さんはどんだけストレス溜まってるのって感じた。笑

感情を押し込んで生きているなかでなんだか心が解放されるそんな気がした。